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現地日刊紙が、サレジオ高専での国際交流研修に対する、参加学生達の感想を新聞一面を割いて報じました!!

   201532日、モンゴルの日刊紙TODAYが、「モンゴル高専」の学生達が日本の サレジオ高専で国際交流を行って来たことを大きく取り上げ、その交流研修http://mongolkosen.org/top/backnumber?q=node/146に対する、参加した学生達の興味深い感想を、紙面の一面全部を使って紹介報道しました。
  学生達の率直でリアルな感想にハッと気づかされるものがあります。日頃、当然当たり前と私たちが思っていたことを、彼らは純粋新鮮な目で鋭く観察していました。そして未来へ向かっての新たな挑戦のために自らを高め、世の役に立つ技術者になろうとの力強い決意があります。彼らにとって、今回の日本訪問が実り多いものであったことを窺わせます。
  この研修をスプリングボードとして、彼らがこれから更なる飛躍成長を遂げて行くことを期待したいと思います。

   新聞記事とその翻訳は、下記の通りです。


①新聞の一面全部を割いて掲載された記事
            (上・中・下3分割して写真撮影した記事の上段 部分)
    

                                              (記事中程の部分)
     


                         (
記事下段部分)

    


②記事日本語訳
   201532() TODAY 新聞記事翻訳

                         モンゴル高専の学生が日本へ研修に
      さくらサイエンスプログラムで、モンゴル高専の学生がはじめてサレジオ高専を訪れました。

1.バヤルジャルガル(通訳):
 モンゴル高専の学生10人がさくらサイエンスプログラムで、ものづくり授業、日本文化体験、科学未来館見学などをして、多くのことを学ぶ機会に恵まれました。これから国のために貢献できる人材になる心構えができ、学生をやる気にさせる効果的で充実した研修になりました。

2.アリウンツェツェグ(教育マネージャー):
 一週間の研修は、はじめ長い期間だと思っていましたが、いろいろなことを体験し、学び、とても早く過ぎていきました。入国してから出国までのスケジュールは細かく立てられていて、短い期間に多くのことを体験することができました。

3.バザルサダ(2年生):
 茶道はⅦ~Ⅷ世紀ごろから続いている伝統文化です。お茶は健康にもいい影響を与えるそうです。茶道体験で初めて抹茶を飲みました。抹茶は苦いお茶ですが、甘いお菓子と一緒に飲むとその苦さは無くなり、おいしく感じました。静かな環境の中で、心を落ち着かせてゆっくり飲みました。

4.トゥメンデルゲル(2年生):
 私が印象に残ったのはサレジオ高専の夢工房です。夢工房は何でもつくれる環境が整っていて、きれいで、まるでお店の中にいるように思いました。これは「5 S」がちゃんと守られているからです。そこには最新技術で作られたロボットもありました。

5.バヤンダライ(2年生、リーダー):
 この研修で、日本の文化・習慣、日本人のコミュニケーションの取り方、最新技術を見て、多くのことを学んできました。サレジオ高専の学生と一緒に、太陽光パネル付きの大きな段差も乗り越えるロボットと、センサー付きのロボットを作成したのが一番楽しかったです。2016年の日本留学試験に挑戦し、日本へ留学してモンゴル国の発展に貢献できるエンジニアになりたいと強く思うようになりました。これからもっと頑張ります。

6.アディヤスレン(2年生):
 サレジオ高専は特にデザイン学科が有名で、世界に知られているいろいろなデザインや、ロゴにはサレジオ高専の卒業生が作ったものもたくさんあるそうです。サレジオ高専の天井を見ると配管が剥き出し状態でした。壊れた場合はすぐにどこが壊れたのかわかり、すぐに直せるようになっているのだと思いました。

7.ムングン(2年生):
 日本ではいろいろなところへ電車で見学に行きました。乗客は二つのグループに分かれます。一つは居眠りしている人たちで、もう一つはiPhoneを使っている人たちです。iPhoneグループの人たちは全員iPhone5でした。最終日に科学未来館で見た無人運転の電車にはとても驚きました。信じられなくて本当に無人なのかを確かめたほどです。この電車は特別なプログラムが使用されているそうです。日本は本当に技術が発展した国だと改めて思いました。

8.プレブバト(2年生):
 ものづくりの授業でセンサー付きの鹿の形のロボットを作成しました。私たちは基盤に発光ダイオード、抵抗、スイッチ、コンデンサーなどのハンダ付けをしました。ロボットの小さい部品を落したりしてうまくいかないこともありましたが、完成したときはとてもうれしくなりました。

9.ムンフバヤル(2年生):
  650年の歴史がある狂言は笑劇の―種です。だいたい、二人で上演します。狂言の舞台には松の絵が描かれていますが、これは神様を表しているそうです。舞台の上には何も置かれていません。昔は外でやっていたそうですが、今は屋内で行われます。

10.バーサンドルジ(2年生):
  日本で研修した2週間には興味深いことがたくさんありました。冬なのに雨が降っているのを初めて見ました。雨がたくさん降っても道の上に水たまりが全然ありません。渋滞もありません。クラクションの音は一度も聞きませんでした。日本の車は左側通行なので右ハンドルでした。日本は大きな車を作っているのにあまり見ませんでした。
  日本人の学生はみんな親切でした。学校や寮の壁も床もとてもきれいでした。私は日本へ留学したくなりました。

11.トゥグルドゥル(2年生):
  未来館へ行ってとても驚きました。中に入ると中央に上から地球がぶら下がっています。階段で最上階に上って地球を見ながら降りると、30分で世界一周ができます。素晴らしいです。色々なところを見学しているとき、変な人がいると思ったらロボットでした。日本人は最新技術で人間と間違うようなすごいロボットも作って展示していました。
  見学後、私は思いました。
  どうして私たちは日本のような国にならないのだろう。
  私たちも頑張れば日本のような国になれると思います。
  モンゴルコウセンと一緒に成長して行きましょう。
                                                  以上