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三井化学鹿島工場の実験室が「モンゴル高専」へ

   20161011()、三井化学株式会社鹿島工場の実験室や分析室の過半の機器材が「モンゴル高専」へ寄贈され、モンゴルへ向け搬送されました。
同工場の閉鎖(201712月予定)に伴うもので、廃棄処分予定であった約200機種の多くの貴重な実験機材を一旦当会が譲り受け、さらに当会から「モンゴル高専」へ贈与することとなりました。貰い受けた機材の中には、現地ではモンゴル国立大学等でしか見られないガスクロマトグラフ様な、新たに購入するとしたら非常に高価なものが含まれています。いずれの機材も、これからのモンゴルにおける化学、物性工学の教育研究に必要なものばかりです。
  これら機器材の梱包・搬送には、中西代表代行をはじめとする当会メンバー有志に「モンゴル高専」の留学生、更には都立産業技術高専の学生も加わって数日をかけ取り組み奮闘しました。その間、「モンゴル高専」のアマル先生(元モンゴル国立農業大学長)も工場へ機材の確認のために来日し、機材の現物を見て感激、いただける物は、全ていただきたいと申し入れをされていました。
  工場の敷地の中には、多くのプラントが立ち並んでいて、いずれも解体されます。その中でもパイロットプラントについては、アマル先生が、ぜひモンゴルへ解体移設し、モンゴルの化学産業の事始めにしたいと、夢と希望を膨らませておられましたが、移設再使用するための関係資料が既に廃棄されており、残念ながら先生の思いは叶いませんでした。

 
  寄贈を受けた機材の一つガスクロマトグラフ
   

    重さ 300kgもあるドラフトチャンバー

   
 

   梱包を手伝う「モンゴル高専」のムングン君()とバザルバサード君()

 

     
  

    実験室での梱包作業で積みあがっていく段ボール箱

 

    

 

⑤ 運び出しには都立産技高専の学生4名も手伝ってくれました。  

     

      

  

    トラックでの運び出しは3日間にわたりました。(写真上:1日目、写真下:3日目)

        

 

    泊りがけで行った梱包作業の最終日の仕事を終えて  
 
(工場正門前、辺りはもうすっかり暗闇となっていました)

      

    (後列左から、大変お世話になった三井化学の川西様、当会助っ人三松様、ムングン君、
バザルバサード君、当会伊藤理事、前列左は内川事務局長、右は中西代表代行)

 

 

 都立産業技術高専の学生4(機械工学科4年生)が手伝ってくれた搬出作業も、
それを終えたときは日没を過ぎていました。

     

     (都立産技高専の学生は、後列右からの3人と前列の右から3人目の4)

 

    一時、モンゴルへの移設再利用の期待が膨らんだパイロットプラント

        (おおよその大きさ 幅5m×長さ10m×高さ15m)

      

                                                                                           以上