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これが三井化学の心・日本人の心です !! モンゴルに向け、機材を搬出

 2016年の年の瀬も押し詰まった12月26日、三井化学㈱鹿島工場から多くの教育用機器材が、モンゴルへ向け送り出されました。  
 同社からの機材の寄贈は、8月、10月に続き3度目になります。今回も40フィートコンテナ1台に、コンテナのドアが閉まらぬほどの大量の貨物でした。
 また今回は、搬出作業が進む中、これが三井化学の心だ、日本人の心だと思う、感動的・印象的なシーンを見ました。その心も荷物とともに積み込まれました。  

 三井化学のご担当の方には、毎回、詳細な貨物リストの作成や、その後の機器の解体、梱包、運び出し作業に至るまできめ細やかな対応をして頂いて来ました。しかし、今回は更に、現地で貨物の到着を待つモンゴルの学生や先生方のことにも遠く心を馳せられ、取扱説明書がなくなった機械を現地で必ずや役立ててもらおうと、独力で解体し、その解体過程を一つ一つ細かに写真に撮って、それを見ればモンゴルでの組み立てが容易なよう心配りをされていました。その、相手を思やる三井化学のご担当の方の優しさに心打たれました。それは、これら機材がモンゴルの高専教育のために是非とも役立って欲しいという三井化学の皆さんの厚い心を垣間見る思いでした。
 
 また、都立産技高専の吉田政弘先生は、研究室の2名の学生を引き連れ、貨物の搬出作業に自らマイカーを運転、鹿島工場まで駆けつけて下さいました。先生は学生時代、引っ越し作業のアルバイトをされた経験もあり、作業は手慣れたものでした。先頭に立って重い荷物を抱えつつ、大声で学生たちを叱咤激励指導される姿は、頼もしく、吉田研究室の師弟の絆の強さを目の当りにしました。先生の「善きこと」に無心で当たられる献身的な姿にも心打たれました。このような研究室がモンゴルの高専にもできて欲しいものです。  

 なお、今回当会メンバーの助っ人は、4人でしたが、平均年齢70歳を超えたとは言え、その老体に鞭打ちつつ、それなりに頑張ったのではないかと自負しているところです。とは言うものの、翌日筋肉痛を訴えるメンバーもいましたが・・・。  
 モンゴルの皆さんにも、我々日本人のこの心意気を感じ取ってもらえれば、幸いです。

①搬送に使われた40フィートコンテナ
   

 ②コンテナへの積み込み作業の様子 
  


③積み終えて、コンテナドアを閉める直前の様子。辺りは日暮れで暗くなってきました。

   

 

④積み終えて、作業者全員で 
     

⑤ 移動式書庫・・・現地での組み立てを容易にするため、解体状況が86枚の写真に収められた。
      

⑥移動式書庫の分解された部品の一部 
  
 

昼食後、手伝いのメンバー全員で記念の写真撮影。
  (左から中西代表理事、西山先生、吉田先生、一時帰国中の川西先生、三井化学のご担当の方、
   都立産技高専の学生2人、伊藤理事、内川事務局長)
 

     

⑧送った貨物は2017.1.18現地に着きました。
  

⑨極寒の中での荷下ろし作業
    

                                                                                                                   以上