「モンゴル高専」の教師4人が研修のため来日
2015年1月12日から1月26日までの2週間にわたって、「モンゴル高専」の教師・通訳4名が日本の工業高等専門学校で「教師研修」を受けました。
研修は、行程前半の19日までは、私立サレジオ高専と都立産業技術高専で行われ、後半は国立苫小牧高専で行われました。来日した先生方は、ネルグイ先生、オユントゥヤ先生、通訳のバヤラーさんで、それぞれの専門分野の研修とともに、教務・学校運営等についても研修と情報・意見交換が行われました。また1月12日には、モンゴル高専モデルクラスの学生10名もサレジオ高専の招待で来日しました(http://mongolkosen.org/top/backnumber?q=node/146)が、それを引率されたアリウンツェツェグ先生も学生が帰国する19日(月)まで、この教師研修に加わりました。
なお、苫小牧高専での研修については、地元紙「苫小牧民報」ででも取り上げられました。その記事は、下記URLで読むことができます。( 新聞記事コピーは「写真⑰」)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150126-00010000-tomamin-hok
帰国を前にして通訳のバヤラーさんが、水供給・配管が専門のネルグイ先生の苫小牧高専での研修に立ち会って、その感想を、次の様にのべていたのが印象的でした。
「モンゴルでは、鉄さびのために水道水を直に飲むことができない。地方へ行けば川の水を清水だ、と言ってそのまま飲んでいる。しかし、北海道では、水源の、あのきれいな水を更に浄化して水道水としている。モンゴルで、自分達がきれいな水だと言って飲んでいた川の水は、なんだったんだろう。日本の水道システム・浄水技術は本当に素晴らしい」と語っていたことでした。
①来日した3人の教師 (右から、オユントゥヤ先生、ネルグイ先生、案内役の西山先生、アリウンツェツェグ先生)
②サレジオ高専での研修、伊藤先生(右端)から説明を受ける。中央は通訳のバヤラーさん
③都立産業技術高専での研修 (渡辺副校長先生による説明)
④都立産業技術高専(品川キャンパス)で数学の授業を参観
⑤都立産業技術高専(荒川キャンパス)の先生・学生達と交流
⑥都立産業技術高専(荒川キャンバス)の「科学展示館」で飛行機の説明を受ける
⑦都立産業技術高専(荒川キャンバス)で、「鋳物」の製作実習を見学
⑧苫小牧高専での研修、黒川校長先生(中央)へご挨拶
⑨苫小牧高専の先生方(手前)から、事前質問事項等についての回答説明を受ける
⑩苫小牧高専栗山先生から指導を受けるネルグイ先生(左)
⑪苫小牧高専の澤田先生(左)と栗山先生(右)から指導を受けるオユントゥヤ先生(右)と通訳バヤラーさん(左)
⑫苫小牧高専で実習中のネルグイ先生
⑬苫小牧高専での研修の様子
⑭苫小牧の港湾施設を見学
⑮苫小牧の浄水施設を見学し、通訳のバヤラーさんは日本の浄水システムとその技術に感動
⑯「モンゴル高専」から苫小牧高専へ贈られた教育用ミニゲルを皆で組立て完成
⑰苫小牧民報の記事
以上