苫小牧高専名誉教授澤田知之先生が「構造力学」の授業を実施
2015年2月20日から3月16日まで、苫小牧高専名誉教授澤田知之先生が「モンゴル高専」へSPFの短期派遣教師として赴かれ、構造力学の授業を実施されました。
2月の都立高専名誉教授西村惟之先生の力学基礎に続く一連の授業で、応用力学の講義・実習を行っていただきました。学生たちは、「大変多くのことを学んだ。教わったことが本当に、大切で、必要なものであることが分かった。また、とても分かり易くよく理解できた」と授業を受けた感想を述べています。
澤田先生のモンゴル訪問は、丁度2年ぶりでした。IETの 「モデル教室」が開講する半年前の2013年3月、日本式高専教育をIETへ導入するためのSPFによる事前調査団のメンバーのお一人として訪れて以来です。従って、学生達と会うのは初めてでしたが、「モンゴル高専」の主要な先生方とは顔なじみであり、また昨年の8月と、今年の1月には、「モンゴル高専」の先生方が、「教師研修」のため苫小牧高専に来校し、その際、直に澤田先生から指導を受けています。その様な知己の多い「モンゴル高専」での短期集中授業でした。
澤田先生としては、「モンゴル高専」が立派に立ち上がり、順調に、日本式高専教育がモンゴルに根付き浸透しつつあるのを見て、安心されたことと思います。
①澤田先生(教壇右) の授業の様子
②「モンゴル高専」の先生方とIETの総長室で記念撮影。
この日(2月25日)、これまで日本の高専教育をモンゴルへ導入するために両国の架け橋となって尽力されてきた
セルゲレンIET理事がモンゴル工業技術大学(IET)の総長に就任されました。
(前列中央、澤田先生。その左がセルゲレン総長)
③民族衣装デールを着た「モンゴル高専」の先生方と、澤田先生(右から4人目)
滞在中に、モンゴルの旧正月(2月18日~20日)を迎えられました。正月3が日明けの学校では、
この衣装で仕事を始めるそうです。
かつて、日本でも仕事始めの職場で、晴れ着姿の女子職員を多く見ましたが・・・。
「今は、昔」となりました。
④講義の最後にモデルクラスの学生と
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