中西佑二先生が各中学校で「ものづくり授業」を精力的に展開
「モンゴル高専」理事長の中西佑二先生がウランバートル市内の各中学校を訪問し、「ものづくり教室」を精力的に展開実施されています。
この4月1カ月の間に、4校6回のものづくり教室が開かれました。中学生達にものづくりを通して科学的知識について興味・関心を持ってもらい、高専進学を目指してもらおうとの思いから実施されました。
モンゴルでは、数学など机上での勉強については、数学オリンピックを目指すなどのため大変盛んですが、現実にものを作ることを通しての学習は皆無に等しい状況にあります。ものが少ないとの理由が大きいのですが、身近な材料でもものづくりはできます。今回は、専ら紙による塔づくりの授業を中心に行われました。のりやテープを使わないで、紙1枚でどの位の高さまで伸ばすことができるか、仲間で相談し、手を動かすことによってものづくりを体験してもらおうというものです。
生徒たちは、初めての体験に目を輝かせ楽しく取り組んでいました。
①4月9日、第113中学校で授業「最も高い塔を作ろう」
②4月14日、第11中学校でのものづくり授業
(記念撮影)
③4月16日、第11中学校での別のクラスへの紙の塔作成授業とパスタブリッジ作成授業
(三角形断面タワーに更に折り目を入れて塔を作成、工夫が見られる)
(2時間取れる授業では、パスタブリッジ製作を実施。このときは、
おもりを掛けたとき壊れずに成功したのは8チーム中2チームでした)
④4月21日、セテゲム中学校で、厚紙でつくる塔作成授業
(高さ93cmの塔を作った生徒達と作品)
⑤4月28日、第51中学校 、厚紙でつくる塔作成授業
(高さ103cmの塔を作った4人の生徒たちと作品)
以上