日本とモンゴルの高専学生同士の私的交流が始まりました
2015年8月17日、「モンゴル高専」のヅルサル君(2年生)が、都立産業技術高専の『海洋環境研究同好会』のメンバーとの交流・体験学習のため単独来日しました。
同君は、日頃、日本に対し強い憧れを持ち、日本への留学を切望していましたが、その願いを叶えてやろうという産技高専学生達の親身の支援協力もあり、来日が実現したものです。同君は、都立産技高専学生、前川君と斎藤君の自宅にホームステイし、産技高専「海洋環境研究同好会」の活動に加わりました。8月22・23日には、その活動成果の発表ともいうべき、愛知県の「碧南市青少年水上スポーツセンター」で開催された「日本ソーラー&人力ボートレース全日本選手権大会2015」に産技高専の学生とともに参加、会場では、ヅルサル君もボートの組立に携わりました。同校の『海洋環境研究同好会』はソーラーボート部門の学生の部で総合1位の栄冠に輝きました。ヅルサル君にとっても、それは日本での最高の感動すべき体験でした。
ヅルサル君は、滞在期間中、富士山周辺の観光や、東京秋葉原の電気街等の見学などもして、24日に、前川君(5年生)が卒業旅行としてモンゴルへ赴くのに合せ、一緒に成田空港から帰国しました。
一方、8月31日には、別途、モンゴルを訪れた産技高専学生 斎藤君と鈴木君の二人が「モンゴル高専」を訪ねました。こうして、日本・モンゴル双方の学生同士の私的交流の輪が少しずつ広がりつつあります。
なお、関連記事として「最新ニュース27.5.14付」http://mongolkosen.org/?q=node/182もご参照ください。
①7月7日、日本行きが決まり親子(写真中央のお二人)で、「モンゴル高専」の中西佑二先生(右端)と今出和子先生(左端)へ挨拶に来校。両先生から日本での生活について説明を受けました
②都立産技高専から、ボートをトラックに乗せ、同好会の皆さんと碧南市のボート大会へ出発
( 前列右端がヅルサル君、前列左から3人目中西佑二先生(当会代表代行)、後列左端は伊藤明当会理事 )
③ヅルサル君(左側手前)もボートの組立てを手伝う
④夜、宿舎で行われた海洋環境研究同好会のミーテイングに参加して自己紹介を日本語で 行いました。
写真右側手前、ヅルサル君。
⑤ボート大会会場で記念撮影
(前列右から2人目、ヅルサル君)
⑥成田空港にて、帰国するヅルサル君(右)と卒業旅行にモンゴルへ出発する前川君(左)。
なお、前川君はヅルサル君の自宅にホームステイしました。
⑦産技高専学生前川君(左)は「モンゴル高専」を訪ねました。案内するヅルサル君(右)
⑧また、別途8月31日、モンゴルウランバートル空港に着いた産技高専の学生二人斎藤君(右)と鈴木君(中央)を中西先生が出迎えました。
以上