苫小牧高専の 栗山先生 が「モンゴル高専」で 集中授業
2015年8月28日、苫小牧高専の環境都市工学科長 栗山昌樹先生がSPFの支援による短期派遣教師として「モンゴル高専」に赴かれ、9月16日まで、同校の建設工学科の学生(2年・3年生)に、水理学等の集中授業を実施されました。
先生は、教材等が不足する中、通訳の先生とともに、学生の理解度を確認するためにさまざまな工夫を凝らして授業を進められました。学生からは積極的に質問・発言も出て、双方向の充実した授業となりました。
滞在中は、モンゴル国立大学や科学技術大学も訪問され、モンゴルの教育環境の調査を実施されました。また、ウランバートル市の地下水取水場や、分譲マンションの管理施設、給排水施設等を視察され、モンゴルの風土に合った「生きた教材」探しもされまた。
栗山先生は、これまで、苫小牧高専の教育プログラムを「モンゴル高専」へ導入するために、ご尽力して来られました。先生は、いわば「モンゴル高専」創設の陰の立て役者でもあります。今回の「モンゴル高専」訪問は、先生が当初思い描かれていたものと現状との違いを見究める好い機会になりました。今回の授業や視察・調査を通して、お気付きになった課題や問題点は、SPFに提出された報告書に記載されました。その中には、改善の手がかりとしての多くの貴重なアドバイスや提案が含まれており、それらは、後日「モンゴル高専」の先生方へ伝えられました。
なお、「モンゴル高専」には、過去2年間に、苫小牧高専で教師研修を受けた先生方が多数いらっしゃいます。昨夏来日し、栗山先生から指導を受けたオランチメグ先生は、栗山先生との久しぶりの再会を喜び、栗山先生をご自宅へ招き、歓待されました。
①授業の様子
②建設学科3年生達(モデルクラス=1期生)との記念写真 (前列左から4人目:栗山先生)
③建設学科2年生との記念写真
④地下水取水場を見学(左から2人目栗山先生、左端は菊地先生、右から2人目中西先生)
⑤オランチメグ先生のご自宅に招かれました(中央:栗山先生、右端:オランチメグ先生)
⑥中西先生のお部屋で、各自1品ずつ持ち寄り栗山先生(左端)を囲んでの懇親会
( 左手手前から、栗山先生、西山先生、卒業旅行にモンゴルを訪れた都立産技高専の学生二人、
右手手前から中西先生、菊地先生、川西先生、渡辺先生)
以上