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俵一史理事がモンゴルの高専学生へ「原価計算」の講義を実施 !!

 2015年9月9日、当会の俵一史理事(経営コンサルタント、都立高専OB)が都立産業技術高専において、来日中のモンゴルの高専学生に対し、「原価計算」についての講義を行いました。  
 当会は、モンゴルへ日本式高専教育を導入するに当たって、その活動のスタート時から、技術に関する理論と実習に加えて、企業経営に関する教育も行う学校を創ることを目指してきました。工業の未発達なモンゴルにおいて、学生たちが高専で学んだ技術をもって、卒業後、果敢に起業にチャレンジできるよう、そのための経営的素養を持ってもらうことを目論んだものです。(下記掲載写真⑤ご参照)
 今回は、品川区が実施している「科学技術交流事業」の一環として、さくらサイエンスプランにより来日したモンゴルの高専学生9人に対して、講義が行われました。学生たちは、前日から自らが製作した変圧器を手許において、その製作過程を振り返りつつ、材料費や手間賃を積算し、原価を算出していました。
 モンゴルの電圧は200Vといわれ、日本から持ち込まれる電気製品は100V仕様のため、高品質で評判の高い日本製品は直ちに使用できない事情がモンゴルにはあります。将来、このギャップを埋めるためにも、受講した学生たちが変圧器製造などの新たな事業を起こしてくれることを期待したいものです。

①講義の様子 教壇左俵先生、右通訳
      

②講義資料
      

③「原価計算」講義の前日に、都立産技高専の富永一利先生とその研究室の学生達の指導の下、変圧器を制作するモンゴルの学生たち
     

④受講したモンゴルの学生と一緒に記念撮影
  

⑤2009年モンゴル教育科学大臣への、日本式高専創設に関する当会の進言資料の一部
   

                                                                                                        以上