「モンゴル高専」の教師2人が苫小牧高専で研修
2014年9月7日、モンゴル工業技術大学(IET)の「モンゴル高専」から、ダバースレン・ウランチメグ(通称:オラナー)先生とバリースレン・トゥムル(通称:バリ―)先生のお二人が通訳のオトゴンツェッツェグ(通称:オトゴン)さんとともに来日し、9月19日まで国立苫小牧工業高等専門学校で、建築・土木工学の「教員研修」を受けられました。
このことは、直ちに地元紙の「苫小牧民報」で報じられ、話題となりました。
研修は、苫小牧高専の黒川一哉校長先生をはじめ、栗山昌樹教授等多くの先生方や学生の皆さんのご協力のもとに作成された、周到綿密な計画に沿って行われました。研修の実は大きく、研修を終えたお二人の先生は成田から帰国されるとき、このまま苫小牧高専の学生となって日本に留まり、更にもっと勉強を続けたい気持ちで一杯であると語っておられました。この成果は、必ずや帰国後、「モンゴル高専」での教育指導を通じて、今後のモンゴル高専教育の深化発展に生かして行っていただけるものと確信します。
3人は、研修に専念される傍ら、休日等には、かつてIETで、現地の教育実情調査に携わられた苫小牧高専の澤田知之名誉教授宅を訪ねたり、今年2月「モンゴル高専」の「モデル教室」で教鞭を執られた田中伸幸先生のお宅にホームステイをされたりして、旧交を温められました。そして、北海道の自然や日本の風俗文化にも触れられました。初めて海を見たオラナ-先生の感激・喜び様は一入で、少女の様であったと、栗山先生は語っておられます。
研修等の様子を伝える写真を下記に掲載します。
[Ⅰ] 平成26年9月10付「苫小牧民報」朝刊
http://www.tomamin.co.jp/20140916732
[Ⅱ] 研修の様子
①研修概要についての説明からスタート
②苫小牧高専の概要案内をスライドで
①建設材料についての研修スタート
(右から オラナー先生、バリー先生、オトゴンさん)
(右から オラナー先生、バリー先生、オトゴンさん、)
②構造力学の授業研修
(左端 オトゴンさん、空色の背中 オラナー先生、黒の背中 バリー先生)
③GPS測量実習の様子
④アスファルト針入度試験に取り組む
(左から オラナー先生、オトゴンさん、バリー先生、)
(左から オラナー先生、オトゴンさん、)
⑤自然エネルギーのみで賄う住宅(「未来型エネルギーハウス」)での実習
(左から バリー先生、オラナー先生、通訳オトゴンさん、)
「未来型エネルギーハウス」
⑥様々な実験実習の様子
[Ⅲ] 放課後や休日の様子
①昨年3月教育実情調査のためIETへ出張された澤田先生のご自宅を訪問
(前列左端が澤田先生、その右隣は栗山先生)
②今年2月「モデル教室」で教鞭を執られた田中先生宅にホームステイ
( 田中先生のご家族と)
③オトゴーさんの初玉子焼きで、ホームステイ朝食。
④新ひだか町海浜公園
③えりも町 襟裳岬でアザラシを観察
④えりも町 風の館で風速25mを体験
「工学実験」ができそう、と栗山先生コメント
⑤えりも町の住吉神社祭のおみこしを体験。
⑥新ひだか町「蔵三」で温泉も体験しました。
⑨着物も体験
女性センターの着付けサークルの皆さんと
⑩新ひだか町内を見学、アイヌの生活・風俗も勉強
⑪北の都 札幌市を訪問。今年5月IET「モデル教室」で測量学を教えられた門口貴美先生とも再会。
北海道庁 赤レンガ前
(左から 田中先生、門口先生、オラナー先生、バリー先生、田中先生奥様、オトゴンさん)
モンゴルでは、見られない動物園を見学
以上