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『モンゴル見聞録』 2度目のモンゴル・・・・・

『モンゴル見聞録』   2度目のモンゴル ・・・・・・

                         北海道新ひだか町総務企画部契約管財課  田 中 伸 幸先生(苫小牧高専土木工学科12期生  )の手記

 

 【2度目のモンゴル がやって来た】 
   2015年11月某日、東京へ出張することとなった 。モンゴル国から叙勲を受けれられた中西先生にお祝い を届けたいと思い、仕事終わりにお会いした。中西先生は、帰国後すぐに職場に復帰され、ものづくりに関するお仕事をされている。素晴らしい生き方をされていると感銘を受けた。

   夕方、内川事務局長を交えて会食をした。全国に赴任されている時のお話や、北海道に勤務されている時には、新ひたか町の二十間道路桜まつりに来ていただいた時の話など、楽しいひと時を過ごさせていただいた。会話の途中で「田中さんは、職場の立場上、またモンゴルへ行くことができますか?」と中西先生に聞かれたので、「ギリギリ大丈夫でしょうか。もちろん、職場の了承をもらわなければなりませんが。」と短いやりとりがあった。

   その10日後には、新ひたか町にモンゴルからの訪問団が来町され、バヤルサイハン氏(モンゴル国会議長顧問)、ガンバヤル氏(モンゴル国立科学技術大学付属日本式高専校長)他9名のモンゴルからのお客様と、苫小牧高専関係者5名、新ひたか町、新ひだか町商工会、及びウランバートルに工場がある會澤高圧コンクリートとの交流会が実施され、その準備や当日の案内に追われていた。

   随行者として来町された澤田先生に「12月にモンゴルへ行かれるのですか。」とお尋ねしたところ、「私は田中さんの次に行く。」と言われ、ビックリしていると、栗山先生が「中西先生が決める事だから、もう決まったはずだ。」と言われ、またもビックリ。(そう言えば、2月なら大丈夫かも・・・と言ったかも。)

   モンゴルの訪問団との交流会も無事終了した。報告書を関係者の皆様に送付したときに、中西先生に「私は短期派遣講師の候補者でしょうか?」とお尋ねしたところ、後日、ご返事が来て「2月の都合の付く日程をお願いしたい。」とのことだった。

   このメールをすぐに上司に見ていただいた。休暇についてのお願いをし、職場の同僚にも了承をもらい、休暇の内諾を得ることができた。

   こうして、2度目のモンゴルがやって来た。


  

                                                                 
 (モンゴル訪問団とのビジネス交流)

 
【テキストの準備】
   担当する講義内容等について、モンゴルを訪問されている中西先生から連絡があった。土木材料・舗装をお願いしたいということであった。2年前と同じ様な内容だったため、前回作成したパワーポイントのデーターを整理し、教科書を読みなおして講義に備えた。

  12月下旬から作業を始めた。間違いや見にくい箇所を訂正したり、急に授業が増えても良いように、少し資料を増やしたりした。予想以上に時間がかかり、1月27日の苫小牧高専での打ち合わせの直前まで作業に時間を要した。

【講義内容の打ち合わせ】
  1月27日、栗山先生、澤田先生と、苫小牧高専で打ち合わせを行った。私の作成した資料を見ていただき、アドバイスを受けたり、モデルクラスや2年生への講義内容について1時間程度打ち合わせを行い、ベテランの先生方から貴重なお話を聞くことができた。
   後から、短期派遣講師の話を最初に中西先生と打ち合わせをされた、下村先輩(苫小牧高専土木1期生 剣道部OB)も見えられ、頑張ってくるよう励ましを受けた。

【出発の日】
 2月11日に成田に移動し、12日の便でモンゴルへ向かう予定であった。しかし、前日の千歳空港が大雪で80便以上が欠航となっており、朝5時に家を出て6時30分に空港へ到着したが、毛布に包まって寝ている人がロビーにあふれていた。空港カウンターは何箇所も オープンして対応しているが、どこも長蛇の列。

   前日からの欠航により機材繰りがつかないようだった。国際線乗り継ぎということもあり、外国の方も多いためか、中々列が進まない。進んだとしても欠航が決まっているので、他の便に振り替えしなければならないが、全て☓マーク。昨日からのキャンセル待ちがあるので空きがない。遅くとも明日の朝一の便に乗られると間に合うが、その保証もない。スマホと自宅のパソコンを妻に操作してもらい空席を探していると、ANA便に空席を発見。列に並びながら予約したが、Wi-Fiがつながらなくなり、予約が取れたかどうか心配で、妻に予約状況を確認するとOKであった。

JALの係員にその旨伝えANAの列へ移動。電光掲示板をみると羽田便は☓☓☓。私が急遽予約した52便も☓。間一髪とはこのことか?だけどWIーFIの力はすごい。何でもできるとは思わないが何だってできる。

  財団の林さんにはこの状況をメールで報告したが、この日は祝日なのでお休みだと思い、明日にでも詳細について報告することにした。

  札幌雪祭りと、旧正月により空港の混雑がすごかったが、何とか東京へ向かうことができた。しかし、JALの地上係員に"Excuse me"と話しかけられたのは、荷物の量が多いので外国人と間違ったためであろう。

 

つづく