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『モンゴル見聞録』(ある短期派遣教師の手記)⑨

『モンゴル見聞録』 田中伸幸先生の手記
( 2014.2.6~2014.2.27 派遣 新ひだか町職員、苫小牧高専OB)

2月16日(日)

  この日は近くのノミンスーパーに買い物。ペットボトル詰めのビールを購入。 味は今一だった。洗濯をし、明日からの資料づくりに追われ、どこにも出かけることが出来なかったが、仕事で来ているので仕方がない。ビールを飲んで頑張ろう。

目の前でビール詰 味は今一のビール

 

2月17日(月)

  高専クラスとインテリアクラスに講義の予定だったが、なぜか休講となった。 こういうことがたまにあるらしい。増えた授業の資料作成があるのでちょうど良かったが、勤務時間内には終わらず、寮に戻り夕食を食べてから朝の3:00過ぎまでオリンピックを見ながら頑張り、5:00には起床し、また頑張った。
 

2月18日(火)

  午前中は、副学長等とこれからの高専について打ち合わせ。中西先生や、西山先生が意見を出す中、私にも意見を求められたので、今後においても、微力ながらお手伝いをさせていただきたいと答えてしまった。答えるしかなかった・・・。
  その後、初めての大学配管科の授業。内容は同じだが、話している途中からバンバン質問が出てくる。やりがいのある授業だった。しかし、すぐに答えることが出来たのは、災害査定のおかげ、道庁の守谷さん(北海道に出向していた時の先輩。)に鍛えられたからだと思う。こんなところでも災害が役にたった。
  16:00にオトゴンさんの車で、新モンゴル高校に出発。大学生、社会人が5人、高校生が2人、私と8人での稽古で、18:00から20:00まで稽古を行った。狭い道場、床材が動き足の裏が挟まるため飛び込めない。また竹刀が折れていたので、今度は取り替えてもらったが、乾燥しきっているような感じなので、やっぱり思い切って打ち込めなかったが、楽しく稽古ができた。最後に掛かり稽古を知らないといっていたので、しっかりと教えてやった。帰りは車で4人もIETの寮まで見送ってくれた。

新モンゴル高校 社会人、大学生の剣道愛好家達

          
 

2月19日(水)

  工場見学の日。バス2台で60人!当初高専クラスだけと思っていたが、セルゲレンさんの仕掛けで倍になってしまった。工場長の今さんには迷惑をおかけしたが、3班に分かれての説明をしていただいた。
  高専クラスには、自分たちで作成した供試体の圧縮試験を工場にお願いし、従業員の方に機械を操作していただいた。養生方法が不十分であったため、呼び強度18~21Nの配合設計のコンクリートが、7日強度で10N~14Nしか出ていなかったようだが、とりあえずミッション完了。と思ったが、今週は多くの授業が入っており、 高専クラスの他、大学の道路科、配管科、建築専門学校生までの授業があり、授業内容が予め準備したものでは間に合わず、資料作りも睡眠時間を削ってやっている。追いつかない。眠い。通訳の女性職員にも疲れが見えている。セルゲレンさんの手のひらで泳がされているのであろう。でもせっかくモンゴルまで来たのだから、思いっきり泳いでみよう!


アイザワモンゴル工場

 

圧縮試験機 圧縮試験の様子